生産者の一日について

◆生産者の一日

かのやカンパチの育ての親、漁師さんたちの平均的な一日をのぞいて見ました。
5:00 am. 港に出る
 
  エサやり
 
14:00 pm. 港に帰る
 
  船や漁具の手入れ、翌日分のエサの準備
 
16:00 pm. 帰宅
 
21:00 pm. 就寝
 
朝日の海
餌まき
陸に上がった船

◆育成工程

カンパチの稚魚~出荷まで、鹿屋市漁協では全工程を責任をもって実施しています。

稚 魚

稚魚
中国海南島で獲れた天然ものの稚魚を三重県漁連を通して購入しています。 鹿屋では錦江湾に設置されたイケスで、自然に近い環境の中、大事に大事に育てられています。
(台湾等から輸入された成魚は、生まれたばかりの稚魚のうちから養殖されているものもあり、 ワクチンや薬品等の投与が過多であってもわからない可能性があります。)

中間魚

出荷風景
『エサの段階から商品』をモットーに、生餌の管理をきっちり行っています。 魚粉である配合飼料と生餌を混ぜてペレット状にしたものを餌として与えているので、 受餌率が高く、よく食べる健康なカンパチに育ちます。

成 魚

成魚
立派に育った「かのやカンパチ」は、約 1年半で出荷され、全国各地に出回ります。 イケスから各市場への出荷の際も新鮮さ第一に心がけています。

◆生産用の施設

イケス

形状は8m×8mで、網の深さも約 8mです。 網は鉄網でできています。潮で赤錆が発生し破れたりするので、1~1.5年で交換します。 網の値段 50~ 60万円です。 水深 90mの海底に重さ 20トンのコンクリートブロックがあり そこから鎖でイケスを固定しています。 台風がくるとイケスには網のフタがされ、沈められます。
エアー式浮沈装置は鹿屋市古江の漁師さん考案のものです。

冷蔵施設

鹿屋市漁協では、大型の冷蔵庫を古い順に 500トン(S50年)、1000トン(S57)、760トン(H14年)と 3つ所有しています。 すべてプラットホーム式の冷蔵庫で外からのゴミやネコ等が入らないよう工夫されています。 また、新式の冷蔵庫には膨張ネットとは別にシャッターを取り付けています。 この冷蔵庫施設では大事なカンパチのエサを保管しているので、きびしく、きれいに管理しています。 環境保全や将来のことを考え、 新式の冷蔵はアンモニア式冷蔵庫を導入しています。 ( 2020年よりフロンガス施設は使用できません)

海水滅菌装置

海水滅菌装置がこのたび竣工いたしました。 これは、とりあげた海水を一旦ろ過タンクでろ過してから、紫外線殺菌装置を通して殺菌するものです。 分析試験結果を見ますと、同時刻に鹿屋港内で採取した海水は一般細菌 3.8x10CFU/ml、大腸菌群 6.8MPN/100ml、腸炎ビブリオ0MPN/100mlで在ったものが、紫外線殺菌海水はいずれも 0になっています。 これから、養殖魚の活魚出荷や野〆出荷の船積み用の海水に、市場に水揚げされた魚の洗浄や市場の清掃にこの殺菌海水を使用して、安全で衛生的な水産物の供給体制を確立して参ります。
海水
紫外線滅菌海水
分析の方法
一般細菌 (CFU/ml)
3.8x10
0
標準寒天培地
大腸菌群 (MPN/100ml)
6.8
0
BGLB培地
腸炎ビブリオ(MPN/100ml)
0
0
アリカリ性ペプトン水 TCBS観点培地